MUP WEEK 16.17【財務スキル-PL編】

MUP WEEK

WEEK 16.17の内容

  • 損益計算書ってなに?
  • 実際にどうやって書くの?

こういった疑問をお持ちの方へ。

損益計算書のことを全く分からない人でも理解できるように解説していきますので是非ご覧ください。
また、損益計算書のことをPLProfit and Loss statement)と言ったりもします。



竹花貴騎

財務諸表を構成する損益計算書


「財務諸表」をご存知でしょうか。
財務諸表とは、決算までの1年間の自社の財政状態経営成績をまとめた計算書のことです。
財務諸表を何かに例えるならば、サラリーマンの源泉徴収みたいなモノです。

財務諸表はいくつかの書類から成り立っており、財務三表と呼ばれる
「損益計算書」「貸借対照表」「キャッシュフロー計算書」の3つの指標が特に重要と言えます。

つまり、損益計算書とは財務諸表を構成する1つの指標というわけです。

損益計算書(PL)


左側の表が実際の損益計算書なんですけど、少しわかりにくいですよね。
隣の表は損益計算書をシンプルにまとめたモノなので、まずイメージを掴んでください。

損益計算書は、収益から費用を差し引いて利益または損失を知るための指標です。
1年間を通して、会社が儲けたのか、損をしたのかが分かります。

損益計算書の5つの利益

  • (1) 売上総利益=売上高ー売上原価
  • (2) 営業利益=売上総利益ー販管費
  • (3) 経常利益=営業利益+(営業外収益ー営業外費用)
  • (4) 税引前当期純利益=経常利益+(特別利益ー特別損失)
  • (5) 当期純利益=税引前当期純利益ー法人税等

(1) 売上総利益


売上総利益とは、本業の利益にあたるもので、売上高から売上原価を差し引くことで計算できます。
また、売上総利益のことを粗利(あらり)と言ったりもします。

売上高「商品やサービスを提供することで得られた金額」売上原価「商品の仕入れや製造にかかった費用」です。

(1) 売上総利益=売上高ー売上原価

(2) 営業利益


営業利益とは、売上総利益から商品やサービスを提供する為に欠かせない経費を差し引くことで計算できます。

販管費には広告宣伝費、人件費、水道光熱費、通信費などがあります。
営業利益は「会社の本業で得た利益」と言えます。

(2) 営業利益=売上総利益ー販管費

(3) 経常利益


経常利益とは、営業利益に営業外収益を加えて、営業外費用を差し引くことで計算できます。

営業外収益「預貯金や貸付金の利子など、主に財務活動による収益」営業外費用「借りたお金の利息や社債の発行に必要な費用など、主に財務活動による費用」です。

これらの営業外損益は、突発的ではなく継続的に発生することが前提です。
経常利益は「会社が行う全ての事業を通して得た利益」と言えます。

(3) 経常利益=営業利益+(営業外収益ー営業外費用)

(4) 税引前当期純利益


税引前当期利益とは、営業利益に特別利益を加えて、特別損失を差し引くことで計算できます。

特別利益「不動産や投資有価証券の売却益など、本業とは関係のない突発的に発生した利益」特別損失「災害損失や投資有価証券の売却損など、本業とは関係のない突発的に発生した費用」です。
税引前当期純利益は「その期に納税する手前の利益」と言えます。

(4) 税引前当期純利益=経常利益+(特別利益ー特別損失)

(5) 当期純利益


当期純利益とは、税引前当期利益からその期に収めるべき法人税等を差し引くことで計算できます。

法人税等には法人税、法人住民税、法人事業税があります。
当期純利益が、「最終的な企業の利益または損失」となります。

(5) 当期純利益=税引前当期純利益ー法人税等

PL実践


実際にここまでPLについて学んだことを活かして、自分でPLを作成してみます。
皆さんも作成してみてください。

例:居酒屋をオープンすると仮定

  • 店舗:ハイボール専門店
  • 立地:恵比寿
  • 店内:カウンター5席 テーブル20席
  • 家賃:35万円
  • 営業時間:19時〜5時
  • 従業員:1人

WEEK 16.17まとめ

  • 財務スキル=数字に落とし込むスキル
  • 損益計算書とは財務諸表を構成する1つの指標
  • 売上総利益=粗利
  • 営業利益=会社の本業で得た利益
  • 経常利益=会社が行う全ての事業を通して得た利益
  • 税引前当期純利益=その期に納税する手前の利益
  • 当期純利益=最終的な企業の利益または損失